22-12-24

 昨日言ってたことは無視してぼざろの感想書きます。

 

 最初に残念なことから言うと、有名になりすぎた結果、YouTubeのコメント欄とかTwitterの検索で僕が嫌いな感じのオタクがよく見つかること。特に「リコリコと並ぶくらい良かった」みたいなこと公式にリプ送ってたやつ、10年ROMってくれ頼むから。僕は基本的にキモオタばっかのジメジメしたコミュニティが好きで、浅いオタクが本当に苦手。ARuFaのコメント欄にいるオモコロ知らない人間みたいなのが嫌い。作品は何も悪くないけどそこだけ最悪だった……………

 

 次に解釈の話します。僕はずっとぼっちだけが主人公として見てきたけど、今思い返すと喜多ちゃんとのダブル主人公が正解だった。その視点で今すぐ二週目行きたい…。5話(オーディション)と8話(ライブ回)の演奏で引っ張るぼっちはまさに“リード”ギターだし主人公だったけど、12話のぼっちは主人公喜多郁代の師匠キャラだった。師匠のピンチを助ける主人公の話はいつだって最高。そもそも僕は、主人公は作品の中で一番変化する存在だと思ってるので、そういう点だと喜多ちゃんの方が主人公してた。ぼっちはたぶん一生コミュ障治んないだろうし……

 あと、解釈といえば百合の話だよね。僕は広義には百合オタクだけど、女の子同士の恋愛に興味は無くて、むしろ恋愛感情じゃないクソデカ感情の方が好き。その点ぼざろの百合要素はすごく好み。ぼっちは色んな判断基準が虹夏だけど、それは恋愛的な依存じゃなくて、絶大な信頼に由来するんだよね。ぼっちは虹夏を姉として見てるんだよ。虹夏もぼっちを妹みたいな感じで面倒見てる。リョウ廣井のダメ人間コンビから守ろうとするところとか顕著。5話と8話で虹夏がぼっちのバンドをやる理由を聞くのも、友達というよりは姉的な気遣いに感じられる。でもあくまで姉でしかないから、突き放すときは突き放す。この出会って数ヶ月とは思えない距離感が好きすぎる。でも逆に、5話8話の理由聞いたあとに虹夏が夢を話すのは姉的な感情じゃなくて、友達とか仲間みたいな信頼、ギターの腕への期待があるよね。

 ぼっちと喜多はそれぞれ人間的、音楽的に憧れの存在。でも憧れであって目標じゃないから、ぼっちは喜多のことが眩しいままだし、喜多はぼっちみたいになりたいんじゃなくて、ぼっちを支えられるようになりたい。二人はある意味遠い存在だけど、同じバンドっていう一番近い場所にいる。emotional……

 喜多がリョウを見る目はたぶんただのレズなので守備範囲外です。すみません。

 ぼっちとリョウはお互いあんま話さないしマイペースだから絡み生まれづらいけど、一緒に曲作りするっていう関係にしてるの上手い。喜多ちゃんに「二人だけど通じ合うのやめてください」って言わせるほどに、音楽で繋がってるのカッコいい。『奏者はただ背中と提琴で語るのみ』って感じ。音楽で繋がるのに言葉は要らない……

 漫画だと虹夏とリョウの関係が深掘りされるらしいので楽しみです。

 

 最後に覚えてる限りだけど好きなシーン書きます。

・「高校になったら絶対バンドやるんだぁ゛」

ここの演技を聞いて名作を確信した(一話開始5分)

・「とんでもない写真撮れちゃったなあ!」

ここも演技すき。

アー写撮影後虹夏「今日はこれで解散!」→楽器購入後虹夏「なんか食べて帰る?」

 仲良くなった感じが、良いよね……

・虹夏「まだ秘密だよ」

 何千回も擦られてる動きが天才のやつ。

・虹夏「ぼ…後藤ひとりちゃんのところに──」

 虹夏こういうときデリカシー無いけどちゃんと言い直して偉い。